応援メッセージ
SUPPORT MESSAGE
こどもにしてあげられること
この文章をご覧になっている方の中には、こどもさんが医療的ケアや特別な配慮を必要とされている方もいらっしゃると思います(例えば、吸引、経管栄養、人工呼吸器、長時間の点滴など)。私達は少しでもお家の方の負担が減り、こどもさんとの生活が長続きできるように、ご本人なりの成長を見ながらあたたかな時間が過ごせるように、お手伝いできればと考えております。
毎日のお世話が無事終わることももちろんですが、皆さんと一緒に考えたいことがさらにあります。こどもさんが大きくなったら…。
遠い先を考えることが難しい方は、ちょっとだけ先のことでも構いません。
「この子にどう生きてもらいたいか」「この子はどう生きたいと思っているか」。少し考えてみませんか。
・・・そして小さな時からちょっとずつちょっとずつ、こどもさんにしてあげられる大切なことがあります。
★ いろんな人からのケアを受け入れられる心・体にしてあげること
★ こどもに、ケア・応援してくれる仲間を残してあげること
あるお母さんは「こどもに人垣(仲間やよく知ってくれる人々が集まった垣根)を残してあげたい」と言われていたそうです。
ぜひ訪問看護師やその他の支援者の方と、一緒にやっていきましょう。こどもさんに関われる人が増えるよう、誰でもやりやすいお世話の方法を考えたり、こどもさんの得意なこと・苦手なこと・体の特徴をとらえて周りの人に分かりやすく伝えるなどは、とても大切なことです。
どこでも、誰とでも、その子らしく楽しく生活できるように。お家の方と地域全体でこどもさんを支えたいと思っています。